WhatsApp Business APIを使うと、ビジネスはスマートフォンではなくソフトウェアからWhatsAppのメッセージを送受信できます。チャットボット、共有受信箱、CRM連携、注文状況のお知らせなどに使われます。現在Metaはこれを「WhatsApp Business Platform」、API自体を「Cloud API」と呼んでいます。Metaがホストしており、利用は無料で、送信したメッセージの分だけ料金を支払います。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営元 | Meta(クラウド)。自社でホストするOn-Premises APIは2025年10月に提供終了しました。 |
| 利用 | Metaからは無料。プロバイダーは自社ソフトウェアの料金を請求する場合があります。 |
| メッセージ | 配信されたメッセージごとに、種類と国に応じて課金 |
| こちらから送れる相手の数 | 新規ビジネスは1日250人、最終的には無制限まで拡大 |
| 電話番号 | 最初は2件、ビジネス認証後は20件 |
| 送信速度 | 番号ごとに毎秒80件、最大1,000件 |
WhatsApp BusinessアプリとBusiness API、どちらを使う?
| 項目 | WhatsApp Businessアプリ | WhatsApp Business API |
|---|---|---|
| 使い方 | スマートフォンのアプリとリンク済みデバイス | 専用アプリはなく、ソフトウェアを接続して使う |
| 返信する人 | 自分と数台のデバイス | 人数無制限のチームメンバーとボット |
| オートメーション | あいさつメッセージ、不在メッセージ、クイック返信 | チャットボット、フロー、AI、CRM連携 |
| こちらから送るメッセージ | ブロードキャストリストと有料のビジネスブロードキャスト | 承認済みのテンプレートを、オプトインした人に送信 |
| 料金 | アプリは無料、ビジネスブロードキャストは有料 | 利用は無料、メッセージごとに課金 |
手作業で返信している小さなお店なら、アプリで十分です。/guides/whatsapp-auto-replyと/guides/whatsapp-broadcast-listをご覧ください。APIが向いているのは、スマートフォン1台では対応しきれないほどメッセージが届くビジネス、返信を自動で送りたいビジネス、WhatsAppをほかのツールと連携させたいビジネスです。
導入方法
- プロバイダー経由(一般的な方法):MuChatのようなツールがMeta公式の登録画面を開くので、Facebookでログインし、ビジネスを選んで、電話番号と表示名を追加します。コードは不要です。MuChatの場合、メッセージの料金はMetaから直接請求されます。
- Metaから直接:開発者がMetaアプリを作成し、電話番号を登録して、Cloud APIで連携を開発します。Metaがこの方法を認めているのは、自社のビジネスで使う場合だけです。
どちらの方法でも、次のものが必要です。
- 01Metaのビジネスポートフォリオ(無料。登録画面で作成できます)。
- 02SMSか電話を受けられる、自分の電話番号。短縮番号は使えません。WhatsAppアカウントがある番号は、先にそのアカウントを削除する必要があります(下で説明するようにWhatsApp Businessアプリから接続する場合を除きます)。
- 03ビジネスに合った表示名。Metaの審査があり、承認されるとチャットに表示されます。
- 04Metaがメッセージの料金を請求できるよう、アカウントに登録した支払い方法。
同じ番号でWhatsApp Businessアプリを使い続ける
プロバイダー経由なら、すでにWhatsApp Businessアプリで使っている番号を接続し、APIと並行してアプリも使い続けられます。過去180日分のチャットも引き継がれ、アプリから送るメッセージは引き続き無料です。ただし、一部のアプリ機能は使えなくなります。ブロードキャストリストは閲覧のみになり、あいさつメッセージ、不在メッセージ、クイック返信、ラベル、カタログは機能しなくなります。少なくとも14日に1回はアプリを開いてください。開かないと接続が切れることがあります。
新規アカウントの上限
メッセージをくれた人への返信には、1日の上限はありません。上限があるのは、テンプレートを使ってこちらからメッセージを送る場合です。この上限は、直近24時間に、ビジネスのすべての番号を合わせて、会話の外でメッセージを送った相手の人数で数えます。
- 新規ビジネスは1日250人。
- Metaのビジネス認証を受けるか、30日以内にテンプレートメッセージ2,000件が高い品質評価で配信されると2,000人。
- その後は10,000人、100,000人、無制限と上がります。メッセージの品質が高く、上限の半分以上を使っていれば自動で引き上げられます。
ビジネス認証は、Metaのビジネス設定でビジネスに関する書類を提出して行います。認証を受けると、電話番号の上限も2件から20件に、テンプレートの上限も250件から6,000件に増えます。プラットフォームの利用開始から30日が経てば、ビジネス認証済みで、2段階認証を有効にし、承認済みの表示名があるビジネスは、青いチェックマーク(Metaの公式ビジネスアカウント、Official Business Account)を申請できます。Meta Verifiedはこれとは別の、WhatsApp Businessアプリ向けの有料バッジです。
WhatsApp Business APIの料金
Metaの利用自体は無料です。Metaは配信したメッセージごとに料金を請求し、料金はメッセージの種類(マーケティング、ユーティリティ、認証、サービス)と相手の電話番号の国で決まります。相手から届くメッセージは無料で、番号ごとに毎月最初の1,000件のサービスメッセージも無料です。Click-to-WhatsApp広告からメッセージが届いた後の無料のウィンドウ内で送るメッセージもすべて無料です。各国の料金は/tools/whatsapp-pricing-calculatorで確認できます。
守るべきルール
- 24時間ウィンドウ:相手からメッセージが届いてから24時間は、どんな内容でも返信できます。相手から新しいメッセージが届くたびに、時間はリセットされます。
- テンプレート:ウィンドウの外では、Metaが承認したメッセージテンプレートしか届きません。/guides/whatsapp-message-templatesをご覧ください。
- オプトイン:メッセージを送れるのは、ビジネスからの連絡に同意した人だけです。また、同意を得るときにビジネス名を明示する必要があります。
できること
- 返信ボタン(3個まで)とリスト(選択肢10個まで)。相手は入力せずタップで答えられます。
- カタログの商品メッセージ。相手はカートに入れて送り返せます。
- WhatsApp Flows:予約、申し込み、アンケートに使えるチャット内のフォーム(認証済みビジネス向け)。
- 通話:相手はWhatsAppで無料で電話をかけられます。こちらから電話をかけるには相手の許可が必要で、米国やカナダなど一部の国では利用できません。
- AI返信。Meta Business Agent(Meta独自のAI)か、接続したツールで返信します。
MuChatでWhatsApp Business APIを使う
MuChatなら、Metaの登録画面から数分で電話番号を接続でき、Metaが認める場合はその番号でWhatsApp Businessアプリも使い続けられます。キーワード返信とフローがすぐに応答し、それ以外はチームがInstagramやMessengerと同じ1つの受信箱で対応します。テンプレートによる一斉配信は、オプトインした人に届きます。MuChatがMetaのメッセージ料金に上乗せする料金はありません。/product/whatsappをご覧ください。
すべてのWhatsAppメッセージに返信
MuChatはWhatsAppのメッセージにすぐ返信し、オプトインした人にテンプレートによる一斉配信を送ります。Freeプランはカード登録不要です。